生成AI画像の使いどころ、2024年末の今のところ

生成AI画像の使いどころ、2024年末の今のところ

こんにちは!ブダペスト在住Webデザイナーのみほこです。

今年は生成AI画像がだいぶ話題になりましたね。
一部では「デザイナーがいらなくなる?!」なんて言われてたりするとか笑
個人的には、ポジショントーク抜きにしても、デザイナーが不要になることは、まだしばらくはなさそうだと思っています。
作業的なものはグッと減るかもしれないですけどね。
デザイナーはもっと頭を使う部分に注力していくべきなのは間違いなさそうです。

さて、みなさん生成AI画像や動画って日常的にどこで目にしますか?おそらく多いのが広告とSNSでしょうか。
デザイナーなどクリエイティブ職の人でしたら、Adobe stockなどの素材集の中に、生成AI画像や動画があるのを見ていると思います。

先日Xで、このような投稿をしました。

「カメラマンがいらなくなる?!」なんて意見もありましたよね。個人的には上記の理由から、今の所ないと思っています。
確かに生成AI画像のクオリティは上がってきていて、ぱっと見だと本物との区別がつかない・・・
でも区別がつかないだけで、本物ではありません。
そしてクオリティが上がっていっても、消費者の見る目も上がっていくでしょう。

ただなんとなく写真を撮るだけのカメラマンはいらなくなる可能性はありますが・・・
どんな職業であっても「人間らしいクリエイティビティ」を使っての部分の仕事はなくならないのでは、と思いますね。

ではどういった使い方が考えられるのか?

さて、下記に今私の考える生成AI画像の使いどころをあげてみたいと思います。

デザイン等のサンプル、カンプなど

クリエイティブ業界では、クライアントにデザインサンプルを確認してもらいながら作業を進めますが、このサンプルを作成するのも一苦労です。ここを時短してしまえるのはデザイナーにとっても時間の節約になりますし、クライアントにとっては金額面で節約になる可能性が高いです。

あえて生成AI画像を使用する

広告・雑誌・Webサイト等のビジュアルを作成するとき、例えば「人のように見えて人っぽくないお人形さんみたいなモデルを使用したい」などであれば、生成AI画像を使うことに意味があるでしょう。

なお、こちらのMS環境設計株式会社さまのサイト作成では、メインビジュアル等で使用している写真は全てあえて生成AI画像から選び、近未来を思わせるようなデザインに仕上げています。

スライドなどの資料作成のとき

社内外用の資料を作成する時の図や画像で、適切なものが素材集内で見当たらない時などは、生成AIで作成すると便利ですよね。

背景や装飾などデザインのメインにならないもの

例えばメインのモデルを生成AIにするとリアル感に欠けてしまいますが、背景をアフリカの大自然にするなどの合成はすでに映画でも使われていますし、もっと身近になっていくのではと思います。

本当に存在するものを生成する

実在するモデルを使いたい、でもモデルの時間に空きがない、そんな場合はモデル料は払うものの、手元にある画像や動画から、自社のブランドの服を着たモデルを生成して使用する、なんてことも起こるかもしれないなと考えています。(もうあるかも?)

どうでしょう。2024年時点では、こんな感じでしょうか。
もしみなさんの知っている・もしくは想像している生成AI画像の使い方があったらぜひ教えてくださいね。

それでは、また!