ブダペストのオペラハウス事情と日本のオペラ

こんにちは!ブダペスト在住Webデザイナーのみほこです。

今週末は私のクライアントさま、日本のオペラカンパニーアーリドラーテ歌劇団さまの、11回目の公演「エルナーニ」のために特設サイトの更新をしていました。

ブダペストでは去年初めてオペラハウスに行ってバレエを見てきたのですが、ヨーロッパに住んでいるせいなのか、オペラカンパニーのサイト制作を担当させていただいているからなのか、年々舞台鑑賞に興味が湧いてきています。

ハンガリーのオペラハウスは1884年に建設されたネオルネッサンス建築の歌劇場。
2015年にイギリスのオンライン雑誌「The Telegraph」によって世界で最も美しい歌劇場の1つに選ばれたのだとか。

私がブダペストに引っ越してきた2021年は改修工事中で外観が見れませんでした。去年の2023年にやっと再オープンとなったのですが、工事には6年ほどかかったようです。

ハンガリーのオペラハウスで演目を鑑賞するのは、ちょっとお高め。まあまあの席で見るには、日本円だと一人大体10,000円〜20,000円前後といったところでしょうか(演目にもよる、2024年11月時点)。まあ、改修には139,800,135.20EURかかったらしいので、、日本円でいくらなのか私は全く計算できませんが。

初オペラハウスということもあり、ちょっとおしゃれをして彼の誕生日プレゼントとして行ってきました。

オペラハウス前の銅像。なぜスフィンクスなのか。
劇場に一歩入って。美しいタイル敷の床。
入り口すぐのところでシャンパンを売っています。

今回見たのはハンガリー国立バレエ団の演目「ドン・キホーテ」。これはジョージ朝倉さんの描く「ダンス・ダンス・ダンスール」というバレエ漫画に出てきたもので、ずっと気になっていたんです。

シャンパンを持って気分は最高潮!
唖然と見上げてしまう天井・・
舞台上の華麗なるシャンデリア。

さすが改修直後とあって、どこもかしこもピカピカでした。

公演は2部に分かれており、途中休憩あり。休憩時は2階のバルコニーで夜風に当たりながらシャンパンを飲んでゆったりとしました。
なお、オペラハウスの真向かいには、ゴージャスなホテルがあります。このホテルのおかげでリッチな夜景を楽しめる。
こちらも2023年ごろにオープンした新しいもの、W BUDAPEST。マリオット系列みたいです。

Wが輝いてますね・・・

「ドン・キホーテ」の主演の一人、バジルですが、なんと日本人ダンサーでした!これは嬉しいサプライズ。妖精の役にも日本人がいました。
母国から遠いここヨーロッパで活躍されている日本人を見ることができるのはなんと素敵なことでしょう。断然応援します。ハンガリー国立バレエ団の演目はまた違うものも近々見に行きたいですね。

重厚な雰囲気の幕にはハンガリーの紋章が。
カーテンコールです。真ん中の男性がバジル役の方。
オーケストラボックスの前にて。

オーケストラはオペラハウス専属のハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団が担当しているそう。
舞台の前にオーケストラボックスと呼ばれる地下になっている部屋があるんですね。知らなかった!恥ずかしながらこういう舞台は生演奏であるということも初めて知りました。

価格的にもあまり頻繁には行けないですが、頑張って稼いでまた見に行きたいです。
まずは定番の白鳥の湖などから攻めたい。

今月末はヴェルディのオペラを見に行きます。確かこのオペラハウスではなかったと思うんですが・・・
私のクライアントさまであるアーリドラーテ歌劇団さまは、ヴェルディの演目を専門に公演されていて、私はこれが初ヴェルディとなるのでとても楽しみですね。

また感想などこちらでシェアできたらと思います。
それでは、また!