真の顧客理解なんて存在しないと思う

真の顧客理解なんて存在しないと思う

こんにちは!ブダペスト在住Webデザイナーのみほこです。

今日たまたまXを開いたら、こんな記事が目に入ってきました。

社会人になり驚いたことが「大学はどちらですか?」と自然に聞き合っていることでした。直近では半分ぐらいが大学卒なのだそうですが、日本全体では大卒比率は2割程度です。もし純粋にシャッフルするなら大卒であるほうが珍しいはずです。

全文はこちらから:https://x.com/daijapan/status/1854294485725069652

私は特に出会った人に出身大学について聞いたりはしませんが、自分が大学に行っていたので、どこかで当たり前のことだと思っていたのだと気付かされました。
どこかで根拠もなしに「日本人の過半数は大学に行っているだろう」くらいの感覚だったのです。

似たようなことが今日、もう一つありました。

友人とLINEで広告・LPについて話をしていて、私が「正直LPでは商品を買ったことはないし興味がない」と言ったら、友人が、
「私もそうだけど、私達以外の80%くらいは広告やLPで買うという現実はある。」「私達は、むしろ、その他の人たちです。」
と言って。

そうなのか???とちょっとびっくりしました。

上記の2つの話については、改めて自分自身でリサーチをしたわけでもないので、本当かどうかはわかりません。
でも、何が言いたいかというと、「人は自分の方(考え)こそが大多数で、常識的なのだと思い込むものなのだ」と実感したのです。

いくら他人は自分と違うと頭では分かっていても、どこかでそれは自分と全く関係ない世界の話だという感覚でいるのだなと。

Webサイトを制作していると、必ず「ターゲット」を意識します。

ざっくり言うと、「こうこうこういう人物で、こういった悩みを持っている人」といった感じで対象となる顧客の人物像を想像してWebサイトを作っていくわけなのですが、
ここを甘く見てはいけないなあと改めて感じました。

そしてこれはもちろん、私自身のサービスにも当てはまりますし、ビジネス全般にも当てはまることですよね。

顧客理解。
リサーチをし、改善をしていく、その中で、どこかで理解したつもりでいる部分が出てくる。
これが一番ダメだなあと感じました。

理解ができる日は来ない、と思いながら他者と対峙していく姿勢が大事ですね。

どこまでも「自分自身との他者との境界線」をいい意味で持っておき、相手は自分ではないのだということをしっかり念頭に置いておきたいなと感じた今日でした。

それでは、また!