こんにちは!ブダペスト在住Webデザイナーのみほこです。
まだ残り1ヶ月ありますが、今年買って一番良かったものは、なんといってもAmazon Kindle Paperwhite(電子書籍リーダー)です。
ご存知のように私はハンガリーはブダペスト在住。日本語の本はまず手に入らず、ネットで買うにしてもとても高いです。本は割と好きで、ずっと紙の本派だったので、どうも電子書籍はどうなのかなあと思っていました。
そんな感じでしたので、ハンガリーに引っ越してからは、本をほぼ読まない生活に。たまーに実用本を買って携帯にインストールして読むくらいでした。
今年は4月に一時帰国をして、1ヶ月半ほど日本に滞在。割と長く居たので時間があり、久しぶりに何冊か本を買って読むことに。
何を読んだかな・・・昔から好きな、吉本ばななさんの本を一冊読んだのは覚えている。あとは、そうだ、原田マハさんの本を初めて買ってみたのでした。ゴッホの実話がベースになっているいくつかの小説。
本を読む習慣が戻ってきたら、もう、本がないと物足りません。予定してなかったですが、帰国ギリギリに思い切ってKindleを購入。
つい先日、新しいバージョン、12世代が出たみたいですね。惜しかったなあ。新機種が欲しかった。
私が購入したのは3年前から販売されていた11世代です。3年前の端末ということで少し悩みましたね。色々なレビューを読んで、多少古いけど問題なさそうということで購入しました。
届いてから早速使ってみると、使用感に特に問題なし。まあ他のものを使ったことがないので分かりませんが。
5月末から使用して、読んだ本の数は25冊。月に4冊ちょっとという感じですね。まあまあのペース。
これらは全部小説です。ちょっと前までは、ビジネス書や自己啓発書、実用書ばかり読んでたのですが、最近そういうのにすっかり飽きてしまい。必要なものだけたまに買うくらいですね。
前述の原田マハさんの本や、昔好きだった辻村深月さんの新作をいくつか、あとは川内有緒さんというフランスのユネスコで働いていた方の本などを読みました。
原田マハさんは、ゴッホやセザンヌなどアート界隈の実話をベースに創作された小説も多く、ヨーロッパにいて実際に見て感じた芸術の歴史的な内容が多く散りばめられているので、ためになるし世界観に没頭できて良かった。個人的には「楽園のカンヴァス」がミステリー要素がたっぷりでハラハラして一番良かったですね。
そして最近の最大のハマりもの、「三体」シリーズ!これは中国のSF小説で、世界的に大ヒットしたもの。Netflixでも最近シリーズ化されたので、知っている方も多いでしょう。小説版とは設定が全然違いますが・・・。小説版は3部作となっており、単行本だと計5冊です。今、3の下を読んでいるところ。これで一旦完結です。悲しい・・。
今日、Xで、「40代になったら小説を読むことを必要と感じてきた」といったような内容のポストを見かけたのですが、このポストされた方の意図とはおそらく全然違うんですけど、私も今、40代になって、もっと小説を読むといいなと感じています。
30代は、心理学的なものとか、実用書とか自己啓発書を読んで、そういう知識を取り入れることで、言い方が悪いですが「出来る人間」になったような気でいた部分もありました。でも、40代に入ってからは、人としての厚みとか良さって、仕事が出来るとか上手く生きれるとか、そういうことでは本当にないんだなと感じてきており。それよりももっと素敵なものが人生にある、それを知るための読書なのかなと思うようになって。
40代ってやっと大人本番という感じですよね。今一度新しい視点で、人生ってなんだろうなという探究を本の中でしてみたいなと思っています。
なお、今回、ケースは本体に取り付けるものではなく、スポットはめるタイプのもの(スリーブタイプ?っていうんですかね)にしました。持ち運ぶ時のカバーになれば十分だと思いまして。読む時には片手で持ってできるだけ軽い方がいいかなと。
でもKindleってあんまり可愛いカバーないんですね。なんとか探して、こちらの合否のネイビーのものにしました。欲を言うと右下の謎のロゴもいらないのですが・・・ちなみに。液晶画面には保護フィルムを貼っています。
ちょっとだけスペックのお話もすると、毎日コンスタントに1〜2時間ほど読書して、充電は半月持つくらい。今40冊ほどダウンロードしてますが、まだ95%以上容量の空きがあります。(私が購入したのは16GBのものです。)
一度本をダウンロードしてしまえば、ネット環境なく見れるので、飛行機の機内で読めるのがめちゃくちゃ良かった。あとは旅行先でもネットにいちいち繋ぐ必要がないのが快適ですね。ほんとに紙の本に感覚が近い。
持ち歩きのしやすさから、これは日本にいてももう紙の本を買わないかも・・・
ちょっと寂しくもありますが、Kindleとそのおかげでついた読書週間、最高です。
それでは、また!