2年ぶりのミラノはやっぱりお洒落だった!【Vol.3プラダ財団編】

こんにちは!ブダペスト在住Webデザイナーのみほこです。

前回の、2年ぶりのミラノはやっぱりお洒落だった!【Vol.1お買い物編】と、【Vol.2美術館編】の、続きです。

今回一番行ってよかった場所、プラダ財団美術館のことはしっかり書きたくって、ミラノ編、三部作になってしまいました笑

さて、プラダ財団美術館には最終日に行きました。飛行機のチケットを夜出発にしておいてグッジョブ私!
チェックアウトを済ませて早速向かいました。

まずですね・・敷地が広いんですよ。もと蒸留所だったものを改築したそう。
とにかく建物がドーンとあって、標識がほとんどない。平日の朝に行ったからか、人もまばらで、チケット受付はどこ・・という感じでした。
多分15分くらい彷徨った。
ここ、入れないよー、と工事中の場所にうっかり入り、作業中のお兄ちゃんにつっこまれつつ、やっと受付を見つけてチケットを購入。落ち着いたところでカフェでブランチをしました。

おしゃれなのはいいけど理解しづらいマップ笑
トイレがカッコ良すぎる!
ウェスアンダーソンがデザインしたカフェでまずは腹ごしらえ。

いや、これ見てくださいよ。

サインがほぼない敷地内。
工場の跡地らしい雰囲気。オレンジのラインがかっこいい
ガラス張りの壁。

目印になるものが本当に何もないですよね。まあ、でも、かっこいいからOK!!

今回プラダ財団で見た展示の中で、一番良かったのは、NADAという展示です。

NADAは、ティエリー・ド・コルディエ(Thierry De Cordier)という1954年にベルギーのレンヌ(またはオーデナール)で生まれた現代アーティストの代表作で、1999年~2024年にわたる約25年間に生まれた10点の大規模モノクローム作品群。
「キリストの十字架像を象徴的に消し去る」行為として創作されたが、その後「否定」を超え、「虚無(Nothing)=NADA」の崇高さへと昇華していったもの、だそう。(プラダ財団公式ページより引用)

建物内部との構成も素晴らしく、幻想的かつ厳格な空気感が気持ちよかった。清々しさを超えた空というか。

NADAについて
非常に大きな作品。背景と展示室のバランスが美しい。
ゴールドの箔に藍のグラデーション。

絵が、テクニックが、というところを超えたそのものが放つ空気感が素晴らしい、そんな作品でした。
9月までやっているそうなので、機会があればぜひ見に行ってください。

さて、プラダ財団は近代アートの美術館なので、不思議なアートもたくさん。

真っ暗闇の廊下を抜けたら逆さきのこの世界、とか
メタルの大きなチューリップ、とか
別館のトイレがめっちゃアート、とか

残念ながら、2つの展示会場が工事中だったのですが、それでも半日以上楽しめました。

プラダ財団美術館の模型

予想以上に素晴らしい美術館だったので、少しだけミラノの中心地から離れるのですが、いわゆる「ザ・ヨーロッパ」な古典的な美術館に飽きた方にはぜひ行ってみてほしいです。

さて、この日は夜のフライトでブダペストに帰ったのですが、色々とありまして。

まず、この美術館の後に、買い物をしてから空港に向かったのですが、何を勘違いしたか、私、サンタ・マリア・ノヴェッラでローズウォーターのビックボトルを購入したのです。
そう、今回のフライトは格安チケットで、預け入れ荷物なし・・・ヨーロッパ内のフライトでは、持ち込みできるボトルのサイズは100mlまで、です。
普通に手荷物検査場まで気づかず、検査員さんにめっちゃ怒られました笑

どうしても持って帰りたかったので、急遽バックパックを預け入れ荷物にすることに。
30ユーロの化粧水を持ち帰るために、68ユーロ払いました・・・笑。
ちょっと馬鹿っぽいですが、航空チケットは格安だったし、チケットの金額のうちと思えば、まあいいかな・・と思うことにしました。

あとは、乗るはずの飛行機が遅延しましてね。2時間くらいだったかな。
エアポートに向かうエクスプレスでそのお知らせメールが届きまして。もうちょっと早く教えてくれたらミラノ市内でゆっくりご飯食べたのに!と思いましたね。
今回、パソコンを持ってこない旅だったので、エアポートで3時間以上の時間を潰すのは地味にきつかった・・・

ということで、ちょっと帰りはバタバタしましたが、無事真夜中にブダペストに着くことができ。
結果総合的に最高な旅でした!

たまには一人旅もいいですね。
次はどこに行こうかな。

それでは、また!

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Mihoko Takata

Design studio M. オーナー | Webディレクター兼デザイナー | Webデザイナー18年目 | 日本ノーコードウェブ制作推進委員会理事