値段が高い方のオンラインストアで本を買った話

こんにちは!ブダペスト在住Webデザイナーのみほこです。

今、私は3 body problem(三体)という中国の小説家が書いたSF小説にハマっています。そう、今年Netflixでもシリーズ化されたので、知っている人も多いと思います。

最初はNetflixから入って、面白かったので小説を買ってみたら、小説とNetflixと全然違うんですね。
小説に出てくる登場人物は全員中国人で舞台も中国なのですが、Netflix版では舞台はロンドン、主要人物は中国人も多いものの、全員ではなく多国籍な感じになっています。

ストーリーも大筋は同じなものの、細かいところは全然違う。正直小説の方がずっと良いなあ(小説からドラマ化映画化されると大体そうですが・・)と思いハマってしまいました。難しいけど面白い。

一緒に語りたいなと思ったのと、うちの彼が絶対好きそうなので、3 body problem(三体)英語版を買ってあげようと思い、今日ネットで調べていました。(なお私は日本語版読んでます。日本語でも難しいのに英語版は読める気がしません・・・)

ここハンガリーではリアル本屋であんまり英語の本売ってないのと、ハンガリーはAmazonが今ひとつなので良さげな英語の本専門のオンラインストアを探しまして、2社に絞って比較検討したんですが、ちょっと面白い気づきがありました。

最終的に購入したのはこちらのオンラインストアからなんですが、

LIBRISTO:https://libristo.hu/en

実はもう一社の方が同じ本が1,600ft(約650円 2024年11月時点)安かった。まあ、通常だと大体安い方を選択しますよね?
ところが今回私が選んだのは高い方のこちらのオンラインストア、LIBRISTOでした。

実は比較検討するまでもなく、両サイトに訪れた時に、ほぼすぐ心が決まったんですが、
他社の方が安かったものの、実はそちらのサイトのデザインがあまりにもシンプルでありがちなデザインで。とりあえず箱を作って売っていますという雰囲気だったんです。

これぞ圧倒的にブランディングの差だなあと思いました。

LIBRISTOの方がデザインもいいことはさることながら(正直もう一方の方は、デザインされていなさすぎて若干胡散臭さまで感じました)、
Be whoever(誰にでもなれる)っていうタグライン(キャッチコピー、コンセプト)がロゴ下についているのですが、MV(メインビジュアル、最初のスライド画像のところ)の箇所もそれに沿ったデザインになっていて、ちゃんとブランディングされているなあと感じました。

テンプレートみたいなデザインだと、詐欺サイトかな?と思われてしまうこともあるかもしれません。 デザインをきちんと作り込んでいれば、まさかこんな凝ったサイトを詐欺するために用意しないだろう、と思うのではないかなとも思いました。

なお、UI的にも見やすく使いやすかったです。

これは結構普通に起こりうることだと思っています。
ネットで新たに商品やサービスを探す時、同じ商品もしくは同じようなサービスを扱っている会社をいくつか絞ったとしましょう。
あとはその事業者を信頼できるか、好ましく思えるかなどを判断して買うことになると思うんですが、Webサイトのぱっと見の印象ってとても大きいと思うんですね。

美しさ、見やすさ、操作のしやすさなどの機能面に加え、信頼感や感情的に動くものがあるかどうか。
きちんとブランディングし、情報設計、デザインをされたサイトは最終的に選ばれるかどうか、大きく差が出ると思います。

Design studio M. のブランディングサービスはこちら:https://designstudio-m.jp/branding/

それでは、また!