ブランドをマーケットとすり合わせるということは価値観を共鳴させること

ブランドをマーケットとすり合わせるということは価値観を共鳴させること

こんにちは!ブダペスト在住Webデザイナーのみほこです。

今やビジネスに必須のこの2つ、ブランディングとマーケティング。
ブランディングは自分のビジネスの持つ魅力を言語化・ビジュアル化してお客様に伝えること。マーケティングはお客様のニーズを理解し購入に繋げてもらうための活動。一見全く別のアプローチに見えますが、両者通してみたときに違和感がない物にしていかないといけません。

例えば、ブランディングをしたときに、その結果出来たものがマーケット上で全くニーズのないものだったら意味がありません。なので、ブランディングとマーケティングは常に両方をバランス良く見て同時に行う必要があると私は考えています。

例えば、Design studio M. は、「ヨーロッパを拠点とするWeb・グラフィック事務所」という建前でビジネスを行っています。もちろん、私自身がヨーロッパの美しい街並みが大好きだから、というのがブダペストに移住した一番の理由です。でも、事務所の拠点をヨーロッパに移すことがブランディングの一環になるだろうと考えてのこともあったのです。そして、Design studio M. 得意が得意な「美しいデザイン」にお金をかけてもいいと考えておられる層は、ヨーロッパのお洒落さや美しさを好まれる方も多いだろう、その層にアプローチしてみよう、というマーケティング的な狙いもありました。

「ビジネスのイメージと世界観を大事にされている個人経営・中小企業の皆さまに」という文言が、Design studio M. のWebサイトのトップページにあります。
これも、Design studio M. 自身がそうなのですが、ただ機能的・事務的に役にたつサービスを提供するのではなく、そのサービスと一緒に独自の世界観も提供したい、そしてその世界観が好きだというお客様に購入してもらいたい、と思っていて。
周りにいる経営者の方のお話を聞いたりやリサーチを進めた結果、同じような考えの方が多くいらっしゃる、ということに気づいたので、コンセプトの一部として掲げています。

同じくトップページに掲載している「分かりやすいサービス」という部分は、私が実はこの業界に長くいながら横文字が苦手で、システムや設計などの複雑で難しいものも覚えるのが苦手なので、私が苦手なのであればもっと苦手な方がいるだろう、横文字を出来るだけ使用せず、設計もシンプルで分かりやすいものにして、お客様に出来るだけ理解しやすいようなサービスやサービス内容にしよう、と考えていることからです。

こうして、自身やそのビジネスの持っている好みや価値観を、ただ内々のものだけにせず、外側にアピールした時に、反応してくださる方がいるかな?そしてそれはどんな方々だろうか?とイメージを膨らませながらブランディングとマーケティングの両方を同時に行っていく。
そうすることで価値観の共鳴が生まれて、同じような価値観を持ったお客様に出会い、その方々のお役に立つことができるのだと思っています。

それでは、また!