界隈 グループ コミュニティ

「界隈」という考え方

こんにちは!ブダペスト在住Webデザイナーのみほこです。

皆さんは「界隈消費」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
私は実は今日初めて知りました。

きっかけは博報堂さんのXでのこちらのツイート。

同じ「好き」や興味関心をもつ人たちは、SNS上を中心に「界隈」と呼ばれるゆるやかな集団を形成するようになりました。「界隈」は推し活やファッションだけでなく、趣味や職業など多様な軸と粒度があり、昨今ではこの新たなコミュニティである「界隈」の中で情報が回り、時にはある「界隈」から別の「界隈」へ情報が伝播することで、「界隈」を起点とした消費=「界隈消費」が生まれています。

博報堂Webサイトお知らせページより:https://www.hakuhodo.co.jp/news/info/113099

私は少し前から、「コミュニティ」の大切さを感じていて、プライベートでも仕事でも、今後はこれがかなりキーとなるだろうと考えていました。1ヶ月ほど前にもコミュニティに関する考え方についてこちらのブログで書いています。

「界隈」というのはコミュニティに近いですが、もっと緩い繋がりだそう。
なるほど、確かに、「コミュニティ」というのは良くも悪くもクローズドなイメージ。「界隈」というのはもう少し開放的なイメージですね。
明確なつながりがあってもなくてもいい、同じ価値観の人がふわっと集まる場所で、興味関心の度合いはグラデーションになっている、と。

コロナ以降、オンラインでの集客が難しくなってきたという話は、私もここで何度もしていますが、
LPひとつ取っても、従来のやり方では難しくなってきたなと感じています。

例えば、ダイエットに効く自社開発のサプリをLPで売りたいとしましょう。
従来であれば、「何度もダイエットをしたけど続かない」「運動が好きではない」「20代」などなど・・のターゲティングをして、
あとは自社の商品がいかにそれに効くかを最大限アピール、顧客の声とビフォーアフターを載せて、インフルエンサーの声も追加して、という感じ。
(ちょっと極端な例ですが・・・)

コロナ前まではまあ、通用していて、どこもやってた手法だと思うんですが、今はもう通用しない、「誰のこと?」「あなた誰?」という感じになる。
これは虚空に広告を放っているようなものだなあと。

「いわゆる」という典型的な消費者・顧客はもう存在しないのですね。
今後はもっともっと消費者目線に立ち、彼らが興味があり所属している「界隈」についての知識を深め、人々の役にいかに立てるか?をしっかりと考えたビジネスを考えていかなくてはなりません。

それでは、また!

参考:
Future Evangelist Report vol.3 界隈消費
https://www.hakuhodo.co.jp/uploads/2024/11/FutureEvangelist3.pdf

博報堂 『Future Evangelist Report』
Vol.3(2024.11.15)「界隈消費 ー生活者発のコミュニティ起点で起きる、未来の消費とは?ー」
共著:SHIBUYA109 lab.