こんにちは!ブダペスト在住Webデザイナーのみほこです。
今やどんなビジネスでもなくてはならない存在となったWebサイト。
でも一口にWebサイトといっても様々な役割のものがあります。
今日は改めて、Webサイトにはどんな役割があるのかをまとめてみたいと思います。
1. 名刺代わりのサイト
2. 集客に特化したサイト
3. イメージ戦略に特化したサイト
4. 上記2つを組み合わせたハイブリッドなサイト
5. 特定の内容だけを掲載した1枚もののサイト
1. 名刺代わりのサイト
ビジネスをスタートさせて、まず最初に作るサイトはこの名刺代わりのサイトになる方も多いのでは。
ビジネスの情報とお問い合わせ窓口からなるシンプルなコーポレートサイトです。クリエーターの方などは、ポートフォリオサイトとなるかもしれませんね。テンプレートを利用して作成することもでき、業者に依頼する場合も比較的安価に作成できます。
メリット
・制作に際し金額と時間がそれほどかからない
・テンプレートを使用しての作成が可能で、デザインスキルがなくてもある程度のレベルのサイトに仕上げられる
デメリット
・集客という点ではあまり期待できない
・安っぽく見られてしまう可能性がある
2. 集客に特化したサイト
単にビジネスの情報を掲載するだけでなく、ターゲットを意識した文言や、コンバージョンを設定し導線設計をするなど、Web上での集客が可能となるように設計されたサイトです。
なおサイト単体で集客はできませんので、サイトへの導線も合わせて考える必要があります。
メリット
・対面営業をしなくとも、Web上で自動的にお客様を呼び込める
・取引までには至らなくてもお客様情報をリストとしてストックすることが可能
デメリット
・サイトへの導線を作るために、SNSやブログ、広告などを駆使せねばならず日々の作業の負担がある
・知識がない人が作成するのは難しく、プロに頼む必要がある
・サイトが多くの人に見られるようになるまでには半年〜ほどの時間がかかる
3. イメージ戦略に特化したサイト
ビジネスの世界観にこだわりがある場合は、イメージをしっかりと顧客に伝えられるように、デザインに注力したWeb サイトを作成する必要があります。
まずは自社を知ってもらいファンになってもらうことが目的のサイトです。
メリット
・文章だけでなくデザインで自社の良さを伝えることができ、顧客の理解を深めることが可能になる
・自社のファンを増やすことができ、顧客が能動的にリーチしてくれる可能性が高まる
デメリット
・ブランディングから設計する必要があり、時間と金額がかかる
・自社の意図通りのデザインが出来るデザイナーや事業者を探すのが難しい可能性がある
・そもそもブランディングをサービスとしている事業者が少ない
4. 上記2つを組み合わせたハイブリッドなサイト
きちんとブランディングをし、集客をできる設計を備えたWebサイトです。
これはコーポレートサイトの最終形態と呼べるでしょう。
メリット
・ファンを増やし、そこから自動的にサービス購入やお問い合わせに繋げる、一連の流れをWeb上で自動化できる
デメリット
・ブランディングとWeb制作を一緒に行っている事業者は少なく、別々に探す必要がある
・費用が高額になり、制作期間も一年近くかかる
5. 特定の内容だけを掲載した1枚もののサイト
こちらはコーポレートサイトなどとは別に、特定の1つのサービスだけを切り出してそれを売るため、もしくはそれに興味がある人に個人情報(主にメールアドレス)を登録してもらい案内を送るためのサイトとなります。
基本的には1枚もののサイトになり、情報を詳しく載せるため縦に長いサイトになることが多いです。
メリット
・単一の商品について詳しく説明を述べることができ興味購入を促すことが可能となる
デメリット
・その商品に興味がなければ即離脱となるため、サイトへの導線をよく考える必要がある
・広告によく使われる手段で、このタイプを嫌う人も一定数いる
いかがでしたでしょうか。
今日は、Webサイトの役割について改めてまとめてみました。
Webサイトを作るとき、リニューアルする時、
それにどんな役割を持たせるかをしっかりと考える必要があります。また、予算を踏まえどこまで出来るかも考える必要もあります。
なんとなくで作成するのは勿体無いので、ぜひ今日の内容を参考にして検討してみてくださいね。
それでは、また!