Webサイト制作の見積もりを依頼する時に考えておきたいこと

Webサイト制作の見積もりを依頼する時に考えておきたいこと

こんにちは!ブダペスト在住Webデザイナーのみほこです。

今日、私の所属するコミュニティで、Webサイトの制作を依頼する際に、相場感が分からず提示された値段が適切か分からない、といった相談の投稿をされている方がいました。
特に初めて見積もりを取ってもらうような場合だと、何を基準にしていいか分からず、値段を提示されてもそれでいいか悪いかが分からないですよね。

これは多くの場合、実は「どういったWebサイトを作成したいか」を事前に決めておかなかったため起こることが多いなと感じています。
価格はある程度相場がありますが、それもどんなWebサイトを作りたいか次第です。

まず、Webサイト制作は何より「目的」が大事です。初めての場合は、「なんとなくあったほうがいいから」という理由で作成を決める方も多いと思いますが、そうするとWeb制作会社から言われるがままになってしまい、本当に自社に必要なWebサイトを作成することができず、予算をおざなりに使用することになってしまいます。

最低限でも以下を決めてから制作会社とのミーティングに臨むようにしてみてください。

1. Webサイトの現時点での用途を明確にする

Webサイトを作って、どういうことに活用していきたいかをまず明確にしてください。
例えば、

・名刺代わりの自身のビジネスの情報を載せるだけのWebサイトで、SNSや名刺などからアクセスしてビジネスの詳細を見てもらうだけのものを作りたい。

・名刺代わりのWebサイトだが、他社と差別化したいので、デザインはオリジナルの凝ったものを作り、周知に活用したい。

・Web上で集客を本格的にやっていくためのWebサイトが欲しい。

など、詳しく書ければ書けるだけ良いです。これを明確にするだけで、Web制作事業者はより貴方に合ったプランニングをしやすくなります。

2. 予算を明確にする

どれくらいの予算をWebサイト制作にかけれるかも、きちんと決めておいたほうが良いです。
Webサイト制作はある意味やろうと思えばやれるだけのことがたくさんありますので、30万円なら出せるのか、50万まで出せるのか。ご自身なりの上限を決めその上で制作事業者と話し合いをすることをお勧めします。

「名刺代わりの自身のビジネスの情報を載せるだけのWebサイト」でしたら、セキュリティさえしっかりしてもらえるのであれば、ある程度安価な制作会社でも問題はないと思うので、そこまで予算をかける必要もないでしょう。
今では個人で制作を受ける人も多く出てきており、かなり安価でも依頼が可能ですが、安すぎるところはちょっと考えもので、実は業界経験がほとんどない方も多くいますので、実績をしっかり確認し慎重に選ぶ必要はあります。

それ以外の場合ですが、「デザインを凝ったものにしたい」場合などは、上記に加え好みのデザインをするデザイナーをチョイスすれば良いでしょう。この場合の予算は、好みのデザインをするデザイナーがいくらでサービスを提供しているかによりますね。

ブランディング・マーケティング・SEO対策を入れ集客をしっかり行いたい場合は、かなり高額になることを想定しておいたほうが良いです。

あとは、Webサイトは作って終わりというものではなく、公開後もメンテナンスやリニューアルが必要ですし、Webの施策の効果が出るのは年単位ですので、最初の作成費用だけでなくその後の費用も合わせトータルで考えておくのが大事です。

なおWebサイト制作の価格と相場についてはこちらの記事でより詳しく触れているので参考にしてみてください。

3. Webサイトの今後の展望も考えておく

Webサイトについて、今後どうしていきたいかを考えておくことも重要です。ブログを書いていきたい、EC機能をつけたい、広告を回してより周知をさせたいなど、今すぐには予算的に難しくても、リニューアルや追加で機能を拡張をすることが可能なのが、Webサイトの良いところ。

これも出来るだけ見積もりの際にWeb制作業者に伝えておくと、よりそのために良いプランを今から考えてくれたり、それを踏まえた設計にしてもらえます。(逆にそういった対応をしてくれない業者でしたら依頼をやめたほうが良い可能性があります。)

Webサイト制作は、依頼するにも知識がないとなかなか難しいもの。とはいえ大事な予算を適当に使っては勿体無いので、しっかりと下調べをし決めるべきことを決めてから事業者とのミーティングを行っていただければと思います。

それでは、また!