AI時代に必要になる「人間らしい力」について

こんにちは!ブダペスト在住Webデザイナーの美保子です。

AIが加速度的に進化していく中で、「人間の仕事はどうなるのだろう?」という話題を耳にすることが多くなりましたね。

けれど、私はここ数年、さまざまな人と仕事をしてきて、また、自分の仕事のやり方を振り返ってみて感じていることがあります。

高度なスキルや技術よりも、「その人の人柄」や「丁寧さ」「観察力」「誠実さ」…そういった“ソフトな能力”の価値が、むしろこれから上がっていくのではないか、ということ。

AIはどんどん優秀になり、仕事の多くを肩代わりしてくれるようになる。

だからこそ、人間同士のコミュニケーションや、共感力、感性、判断力、企画力などの“人らしさ”が、これまで以上に求められる時代になっていくのではないかと思っているんです。

今日は、そんな「AI時代にこそ活きていく、人間らしい力」について、自分なりに整理してみました。

1. AIを正しく使いこなすための、人間の基礎能力

・教養としての幅広い知識

AIに質問するとき、引き出しが少ないと答えも浅くなります。
幅広い知識を持っている人の方が、AIから深い答えを引き出せます。

言語化する力

AIは読心術はできません。
こちらの意図を伝えるためには、「何を知りたいのか」「どんな方向性にしたいのか」といった自分自身の思いや感覚を言葉にする力が必要です。
これはもはや “スキル” ではなくこれからの時代に必須の生活能力ですね。

・決断力、自分軸

情報過多の時代こそ、迷わず選ぶ力が価値になります。

2. 人間だからこそできる“関係性を築く力”

性格の良さ、共感力

もしAIにほとんどの事務仕事を任せられるようになったら、人間同士の関係性は今よりずっと際立つと思いませんか?

・話しやすい
・誠実
・思いやりがある

こうした性質を持つ人は、自然と信頼が集まり、仕事も依頼されやすくなるはず。

逆に言えば「仕事はできるけれど人間性が雑」な人は、AIに置き換え可能な部分が増えるかもしれません!

マナー、安心して関われる倫理観がある

人は、丁寧に接してくれて、常識的かつ柔軟性のある相手に仕事を頼みたいものです。マナーや節度は、AI時代でも確実に価値がある要素だと思います。

3. AIの返した答えを“評価できる力”

・読解力、洞察力

AIの回答は万能ではありません。
矛盾や誤った前提を見抜く力は、依然として人間に残されます。

・論理性

複数の答えを見比べたり、どの案が妥当か判断する力。
これは AIの精度が上がるほど必要になる能力です。

4. クリエイティブな力は、むしろ価値が上がる

・企画力(0→1を生み出す思考)

AIは改善は得意でも、“何をつくるか”という方向づけは人間の仕事です。

・感性、美意識

デザイン、文章、写真。。。
これらの微妙なニュアンスを判断できるのは、今もこれからも人間。

5. メンタルを整える力が、静かに重要になる

AI時代はスピードが上がっていく一方。
だからこそ、

• 情緒の安定
• 感情のコントロール
• 継続する力

こういった “内面の安定性” が、仕事の質をより左右します。

AI時代は、人間にとって案外やさしい時代になるのでは

私は、AI時代は、人間がつらくなる時代ではなく、
むしろ “人間らしい部分が解放される時代” だと思っています。

苦手な作業、時間がかかる作業はAIに任せられる。
人間は、自分の感性や、人柄や、世界観を活かして働くことができる。

つまり、
人間らしさが、そのまま価値になる時代がやってくる。
そんなふうに感じています!

あなたはどう思いますか?

それでは、また!

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Mihoko Takata

Design studio M. オーナー | Webディレクター兼デザイナー | Webデザイナー18年目 | 日本ノーコードウェブ制作推進委員会理事