Instagramマーケの最新戦略!DMとストーリーが鍵?

Instagramマーケの最新戦略!DMとストーリーが鍵?

こんにちは!ブダペスト在住Webデザイナーのみほこです。

近々クライアントさんのInstagramのフォローアップをすることになるかもしれなくて、最近のInstagramマーケティングについて勉強をしなおしました。
すると、Instagramというもの自体が今、私が捉えていたものと少し違うな?ということに気づきました。

そういえば、と思い当たることも多々いくつかあります。

まず、最近、Instagramのフィードに自分がフォローしている人たちの投稿がほとんど出てこないなと思いませんか?

私自身もフィード投稿はほとんど見ません。
見るとしたら、隙間時間のうちのごく短時間にストーリーをチラチラと見るくらい、あとは仲が良い人とDMをするくらいです。

私自身は今プライベートではInstagramをこういうふうに使っているのですが、
ビジネス利用として考えた時に、やはり価値のある内容、特に今だと動画を好む人が増えたので、リールを定期的にフィード投稿するのがいいのではなどと思っていたのでした。

でもそれは間違いではなかったのですが、Instagramの現在のアルゴリズムを考えたときに正しいとも言えない使い方でした。

今回、Instagramのビジネス利用について改めて調べるために、いくつか最新の記事や動画を漁った結果、辿り着いたのが、現Instagram代表のAdam Mosseri氏とベンチャーキャピタリストでポッドキャスターでもあるHarry Stebbingsの対談動画。

そしてそこでAdam氏が話していたのが、ここ5年で顕著に使用が増加しているのがDMとストーリー機能だそうです。
そのためAdam氏率いるInstagramチームはDM機能についてもっとリソースを割くことにしたとのこと。

なぜDMを強化するのか?もちろんInstagramはメッセージアプリではないのですが、そこで出てくるのがストーリー機能
フォローしている人のストーリーに返信をする、というのは皆さん日常的にされてると思うのですが、「会話のきっかけ」を作りやすいと思いませんか?
しばらく連絡をとってない友人にも、たとえば彼女が良さそうなレストランのストーリーを上げていたら、「そこいいね、どこのレストラン?」と質問をしやすいですよね。
そういった意味でInstagramのDMは独自の進化を遂げているのだそう。

いわゆる「連絡事項」があってメッセージを送るメッセンジャーアプリとは違い、ちょっとした会話とコミュニケーションを楽しむためのDM機能ということですね。

なお、フィードにフォローしている人の投稿が出てこない理由としては、そうすると投稿数が多い人の投稿ばかりが表示されつまらなくなってしまうので、現在はそのアカウントを持っている人に対するおすすめの投稿をメインに表示するようにしているそうです。

Adam Mosseri氏とHarry Stebbingsの対談動画はこちら:https://youtu.be/wuWivVqB2qo?si=-alnYSRI_2RvVuTW

で、これを受けて、Instagramの戦略としては今、DMとストーリーズで顧客と密な関係性を構築するアカウントが、フィードも見られやすくなり、フォロワーを伸ばしやすいとか、リーチが増加する、などと説明しているSNSマーケッターさんのYouTube動画があったりして、
私はもちろんそれは間違いじゃないんですが、ちょっと飛躍してるかな?という印象でした。
もちろんAdam氏はアルゴリズムについて言及することはありません。動画の中でもそれを明言するような発言はありませんでした。

さて、私の個人的な意見としては、マーケッターさんが出しているレクチャー動画よりも、実際にビジネスを持っている人が自分のアカウントをどうやって運営してきたか、というような実録的な手記の方が参考になるなと考えているので、このあたりの記事も参考にしました。
飲食店とインテリアブランド会社を営んでおられる井澤 卓さんという方のnoteです。

飲食店のInstagramへの向き合い方と、使い方:https://note.com/takuizawa/n/n4b3c4380e68d

特に今回の私のクライアントさんは飲食店ですので、同じ業種の方の実録が一番参考になります。

この井澤さんのnoteを読んで、本当に平たく言ってしまうと、結局Instagram運営でも「コミュニケーションを大事にしていこうね」ということなのかなと思いました。もちろんフィードだけでなくストーリーも合わせしっかりと日々の投稿をしていくことは前提の上でです。

何をやればいい、とか、リーチがどう、とかそういう数字だけの血の通わない話ではなくって、お客さんが何を求めていて、どうすれば双方嬉しい関係性が築けるかを考えて運営していく、ということかなと。
そう考えると自ずと、投稿に反応してくれたりシェアしてくれたお客さんには丁寧な返信をしたりして、密なコミュニケーションになっていきますよね。
そしてもっと喜んでもらえる楽しい発信はなんだろうか?お客さんが困っていることがあったら解決できるような発信はないだろうか?と考えることにもつながっていきます。

Adam氏も動画の中で、アプリが複雑化してきたと言っている箇所があります。
これはAIの発達により「このアプリの中では何をすれば良いのか」ということが単純に言えなくなってきたということではないでしょうか。

AIがより人間らしくなり、人間に人間らしさをより求めるようになってきた、と考えると面白いですね。

それでは、また!

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Mihoko Takata

Design studio M. オーナー | Webディレクター兼デザイナー | Webデザイナー18年目 | 日本ノーコードウェブ制作推進委員会理事