デザインで変わる日本食!ブダペストの最新トレンドとは?

デザインで変わる日本食!ブダペストの最新トレンドとは?

こんにちは!ブダペスト在住Webデザイナーのみほこです。

今度、ブダペストのとあるお寿司屋さんの、メニューなど各種デザインを担当させていただけることになりそうで、色々とリサーチをしているところ。

2025年2月現在、ブダペストにある日本食レストランは少なくとも25店舗以上、さらに続々と新しいお店がオープンしている模様。
多くはヨーロッパ系か中国系のシェフやオーナーが運営しており、日本人シェフまたはオーナーがいるところは数は少なく、おそらくは7、8店舗くらいかなといったところ。

私がブタペストに来たのは2021年の秋ですが、当初よりも圧倒的に数が増えた印象があります。
お寿司屋さんの大将のお話によると、お店がオープンした5年前は寿司レストランはあまり多くなかったそう。今は至る所に「Sushi」と書いてある看板を見つけることができます。

そんな中、去年の終わり頃から、少し動きが変わってきたな?という印象が、そういえばありました。

そのきっかけは去年の終わり頃にオープンした日本食レストラン、HACHI。

のれんが目を惹くお店です。
ここの何がすごいって、なんだか恵比寿あたりにあるちょっとお洒落なラーメン屋さんに見えませんか?もしくは定食カフェとか。

あとはつい最近オープンしたばかりのSHIBUYA。

ここもなんだかすごくお洒落・・・表参道とかにありそうです。いや、目黒か。

そう、今までは、日本食レストランって、「日本ってこんな感じでしょ」っていう、言っちゃうとちょっと雑なデザイン?が多かった。
提灯がいっぱいぶら下がっていたり、意味不明な日本語が壁に描いてあったり、プラスチックの桜の木が飾ってあったりと・・・

でもちょっと成熟した嘘くさくない「今の日本に本当にありそうなデザイン」のお店が少しづつオープンしている感じ。
ブダペストでの「日本食」はここ数年かなり伸びていっている市場なのかなと思っているのですが、成熟期に入ってきたのかな?という印象です。

なおこれら2つのお店は日本人がオーナーではありません。

正直に言ってしまうと、日本人シェフ・オーナーでないお店は、見た目がいくら良くても日本人の私にとっては味はまだまだだなという感じですが、(すみません、SHIBUYAの方はまだ試していないのですが)、それもじきに追いついてくるのではないかと感じています。

ということで、リサーチを重ねた結果、デザイン面ではこれからのヨーロッパの日本食市場では、なんとなく外国人が好きそうな日本のデザインではなく、本当に日本らしい、日本人がデザインする日本風のデザインで勝負するべきで、できるような環境も整ってきたのでは!と思っているところです。

今度担当させていただくお寿司屋さんのデザインも、そんな感じで本格的な「今」の日本のデザインにしようかなと考えているところ!

また進捗があったらブログにも書きますね。

それでは、また!

この記事を書いた人

Picture of Mihoko Takata

この記事を書いた人

Mihoko Takata

Design studio M. オーナー | Webディレクター兼デザイナー | Webデザイナー18年目 | 日本ノーコードウェブ制作推進委員会理事