こんにちは!ブダペスト在住Webデザイナーのみほこです。
なんか最近さっぱりWebについての記事を書いてないですが、すみません。ハンガリー情報ブログになってますね。
どこかの誰かのお役に立てていればいいのですが。
さて、海外移住の最難関、食問題。
私も最初は、毎日洋食でもいいや、と思っていたのですが、体の組成が変わることに危機感を覚えたのか?一年経たないくらいから、やたらと日本食を欲するようになりました。
おそらくはこちらのお料理、肉が多いし味が濃いし脂っこいんですよね。日本人のさっぱりした料理に慣れていると、毎日食べるのには胃がちょっとしんどいかも。特に40過ぎてからは、油多めがきついです。
ということで、基本自分で料理するときはほぼ日本食。彼も料理するので日本食と洋食の頻度は半々くらいになりますね。このバランスがちょうどいい日々です。
実はハンガリーには「日本食」専門のスーパーマーケットがありません。中華系や韓国系のスーパーが、日本食も置いてくれている、という感じ。
なので選べるものはとても少ないです・・・
味噌に醤油、照り焼きや焼肉のタレなどの調味料、出汁のもと、乾麺のうどんに蕎麦にカップヌードル、日本米、海苔にふりかけや蒟蒻に豆腐、買えるのはこれくらいでしょうか。ブランドもそこまで多くないです。
まあ、日本食は味噌と醤油と出汁のもとがあれば、割となんでも日本食な味になるのが嬉しいところですよね。
なお椎茸としめじは普通にスーパーで売ってますし、白菜と大根も手に入ります。魚はサーモンくらいですが、お肉は量が多く安いのが嬉しいところで、肉系の和食ならなんのその!
ただ一つだけ、困っていたことがありまして、、
私、味噌と醤油には並々ならぬこだわりがあるのです。
いわゆるスーパーで並んでいる大量生産の味噌や醤油は実は「本物」ではない(と個人的に思ってます)。短期間で大量生産された安価な味噌は、熱を加えて強制的に発酵させるので、味噌の大事な乳酸菌や酵母ががほとんど死んでしまっていると言われています。味も天然に比べ劣ります。
そう、きちんと樽で何年も発酵させた本物の味噌と醤油使いたい。
(あ、すみません、こちらはWebデザイナーのブログです。笑)
まあでも日本でも難しいのに、ヨーロッパで手に入るはずがないよね、そう諦めていました。
ところが!!
その本物の味噌と醤油を、偶然入ったオーガニックショップで見つけてしまったのです・・・!神様!
それがこちら、Clearspringの商品。有機な上、伝統的な製法で作られている商品です。なんてことでしょうか。
こちらは日本の会社さんではなく、イギリスの会社さん。社長さんが18年間日本に住んでいた際に、味噌の専門家となり、味噌を販売することからこの会社を始めたそう。
こちらでは、味噌も玄米味噌や麦味噌など何種類も売られており、醤油にポン酢、胡麻油や米酢、ひじきにわかめに海苔、本物の梅干しや甘酒まで売られています。
全体的にお値段はお高めですが、日本でも有機の伝統製法の商品を買うとしたら同じくらいなのでは、という感じ。
Clearspring公式サイト日本食商品一覧:https://www.clearspring.co.uk/collections/japanese
個人的に、どんな高い美容液を使うよりも、伝統製法の日本の調味料を使う方が美容と健康に効果があると思っていますので、多少お高めでもしょうがないかなと考えています。手がかけられた良い商品は正当な金額で販売されるべきですので、納得しています。
パッケージも素敵なんですよね。シンプルでスタイリッシュなんですが、どこか和を思わせるデザイン。
特にお酢や醤油などの瓶の商品のラベルが綺麗なんです。少しパール感のある和紙のような素材。
はい、ではここでブランディングの話をちょっとだけ。
Clearspringの商品たちは、質や味はもちろんのこと、見た目がとても美しいんですね。
もちろんブランディングをしっかりされていると思うのですが、「Our story」を見ても、一つ一つの商品の説明を見ても、「なぜこのビジネスをやっているのか」がしっかりと伝わってくるのです。
究極を言うとブランディングで必要なのはここだけ、後は全て勝手に決まってくると思っています。
お金を稼ぎたいから、成功したいから、といった理由でビジネスをやっているような企業では、「ブランディング」がぶれてしまうのは至極当然のこと。
「何か自分の出来ること・やりたいことで人の役に立ちたい」といった純粋な気持ちがユニークなビジネスを生み出すのではないでしょうか。
それでは、また!