スモールビジネスのWebサイト制作最適解 -自社で最適なものを作るには- 使用システム編

スモールビジネスのWebサイト制作最適解 -自社で良いサイトを作るためのシステム選び-

こんにちは!ブダペスト在住Webデザイナーのみほこです。

Webサイト制作を制作会社に依頼するのはコストがかかります。起業したばかりの時は、自社、もしくは一人起業なら自分自身でまずWebサイトを制作する、そういう場合も多いでしょう。最近は簡単にWebサイトを作ることの出来るツールがたくさんあります。

でも、どのツール、どのシステムを使えばいいの?迷ってしまうことも多いはず。今日は私の考える最適解をお伝えします。

わたし的おすすめWebサイト構築システムはWordpressとSTUDIOです。(2024年9月時点)
どちらも聞いたことがある、使ったことがある方も多いでしょう。とても有名で人気のあるシステムです。

ではなぜ私がおすすめするのか?改めて2つのシステムの特徴を比較してみましょう。

WordPress (ワードプレス)とは?

▶︎特徴
・アメリカの会社が作っている
・元々はブログ投稿システムとして開発された
・オープンソースなのでいろんな会社が拡張機能を提供している
・サーバーにインストールするシステム

▶︎メリット
・いろんな会社がワードプレス対応のシステムデザインの幅が広い(選択肢が多い)
・やろうと思えばなんでもできる(AmazonやFacebookみたいなサイトも作れる)
・ドメインの接続が簡単
・基本サーバー代だけで済み、運用費用が安い

▶︎デメリット
・全体的に操作感が難しい
・元々海外の製品なので日本語の説明がなかったり、記事も見つかりにくい
・テーマというベースになるシステムや、プラグインという拡張機能を、数ある中自分で調べて合うものを選ばなければならない
・色々な会社が拡張機能を作成しているので、プラグイン同士の相性が悪いとバグが起こる
・サーバー合わせ定期的にメンテナンスが必要

STUDIO (スタジオ)とは?

▶︎特徴
・日本の会社が作っている
・ノーコードでWebサイトが作れるシステムとして作られた
・STUDIO側で環境全てを提供

▶︎メリット
・操作が比較的簡単でシンプル
・日本の製品なので、サポート含め全て日本語に対応している
・サーバーを管理する必要がない
・サイトの環境を全てSTUDIOが管理しているので、バグが起きにくい

▶︎デメリット
・デザインの自由度が狭い
・全体的にWebサイトとしてやれることの自由度が低い(主にコーポレートサイトのみに向いている)
・ドメインを他社で取得し接続作業をする必要がある
・環境全てをSTUDIO独自のものを使用しているので、全てSTUDIO依存になる
・作ったコンテンツを手元に全ては保管しておけない
・安いプランではブログを数記事しか公開できない

このような感じです。

本当にシンプルにコーポレートサイトが欲しいだけ、操作が簡単な方がいい、というのであればSTUDIOがおすすめです。
今後、ブログをたくさん書いたりECサイトを追加したりと、いろいろなWeb上の機能を追加していきたいと考えているなら、Wordpressがいいでしょう。

なおWordpressとSTUDIO間では投稿記事だけ移行が可能です。最初はSTUDIOで作っておき、ビジネスのステップアップのタイミングでWordpressに変更するのもいいでしょう、ただSTUDIOは料金プランにより投稿記事の作成に制限があるようなので、使用を開始する前に良く確認してみてください。

ちなみにWordpressを使用する場合、サーバーはConohaサーバーかXサーバーがお勧めです。
他のサーバーがダメというわけではないですが、こちらの2つがWeb制作業界界隈で最も使用されているので、特にこだわりがなければこれらをおすすめしています。
月額は大体1000円くらい。安価すぎるサーバーは性能が低い(=Webサイトの読み込みが遅くなる)などの可能性があるので注意です。

さて、今日はスモールビジネスのWebサイト制作最適解 -自社で最適なものを作るには- 使用システム編でした。システムを選んだらいよいよサイト制作です!次回はノンデザイナーが綺麗なサイトを作る方法について書いてみたいと思います。

それでは、また!