世界観がつなぐ、小さなデザイン事務所とクライアントの関係

こんにちは!ブダペスト在住Webデザイナーのみほこです。

Design studio M.は、主に私一人で動いている小さなデザイン事務所です。

ありがたいことに、これまでご一緒してきたクライアントは、価値観や美意識の方向性が自然と近い方ばかり。
無理に合わせることもなく、安心して任せていただける関係が続いています。

これは偶然のようでいて、日々の発信や言葉選びの中で、自分の感覚や視点を隠さずに出してきたことの積み重ねだと思っています。

「感覚が近い」という信頼

信頼関係って、何か大きな成果を出したときに生まれるものではなくて、
もっと小さな「なんとなくわかる気がする」とか、「気持ちよく話ができるな」という感覚の積み重ねでできていくものだと思っています。

仕事の話をしていても、どこか“感覚が合う”人とは、自然にいい流れが生まれる。
提案も通じやすいし、選ぶ言葉もズレにくい。

だから私は、最初の接点──WebサイトやSNSを通して、自分の見ている世界が自然と伝わるようにしています。

共通点を無理に強調するのではなく、そのままの感覚を出す。それが、信頼のきっかけになってくれたらいいなと思っています。

言葉のやりとりに、神経を使う

私は「信頼を得るために何かを意識して仕事している」というよりも、ただ、いい仕事をしたいという気持ちで動いています。

でも、もしその過程に“共通する姿勢”があるとすれば、それは「言葉のやりとりを丁寧にすること」かもしれません。

ちょっとした言い回しやタイミング、ニュアンス。
何気ないメッセージにも、実はとても気を使っています。

そして、いいと思ったことはどんどん提案する。Yesマンにはならない。

クライアントのビジネスがより良くなるなら、必要なことははっきりと伝えたいと思っています。

「お互いに大切にし合える関係」を築く

私は、単に仕事の発注者と制作者という関係ではなく、
お互いに大切にし合えて、応援し合える関係でいたいと思っています。

だからこそ、自分の好きなものや大切にしている視点を、日々の発信でも、自然なかたちで出すようにしています。

“誰にでも合う”ものではないかもしれないけれど、
それが共鳴してくれる人と自然につながる一番確かな方法だと感じています。

おわりに

信頼を得るために、何か特別なことをしているわけではありません。
ただ、ひとつひとつの仕事とやりとりを、誠実に積み重ねていくこと。
自分らしさを大切にしながら、それをきちんと届けること。

そうして出会えたクライアントと、気持ちの良い関係を築きながら、少しずつ信頼を育てていく。

小さな事務所だからこそできることがあると、私は思っています。

それでは、また!

この記事を書いた人

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Mihoko Takata

Design studio M. オーナー | Webディレクター兼デザイナー | Webデザイナー18年目 | 日本ノーコードウェブ制作推進委員会理事