パソコンとコーヒー

Webサイトのバックアップ、それで大丈夫?

こんにちは!ブダペスト在住Webデザイナーのみほこです。

Webサイトをお持ちのみなさまの多くは、Webサイトのバックアップはしっかりとされていることと思います。

特にワードプレスサイトでは、プラグインのアップデートや干渉などにより不具合が起きることも多く、
何か起きた時の復旧が難しい場合が多いので、「何はなくとも、とにかくバックアップだけはとっておく!!」といった方も多いでしょう。

私もその意見には賛成で、バックアップに救われたことも数多いです。

それでは、どんなバックアップ方法を利用されていますか?
バックアップ方法を間違えてしまうと、あまり意味がなかったり、逆にトラブルになったりするので要注意です!

ですので、今日は間違いのないバックアップの取り方をお伝えしますね。ポイントは2点だけです!

ポイント1.

Webサイトのサーバー以外の箇所に保存するようにする

これ、一番大事なポイントです。

現在、大体のサーバーにはバックアップ機能がついています
ですので、プラグインなどでバックアップを取る場合は、サーバー以外の箇所に保存するようにしなければ、意味がありません

サーバーも何かのトラブルで落ちてしまう場合もありますし、私のクライアントさんの中には間違えてサーバーごと消してしまった方もいました・・・。

そうなった時に別でバックアップを保存しておけば、サーバーを変更して復旧することが可能なのです。

いくつかのバックアッププラグインには、Google driveなどのストレージに自動で保存してくれる機能がついているものもありますので、
そういったものを選択するのがベストでしょう。

なお、サーバーにバックアップを保存するデメリットはもう一つあり、それはサーバーの容量を圧迫してしまうということです。

バックアップは、ワードプレス用のフォルダ内にバックアップ用フォルダが作られ、そこに保存されるのですが、
サーバーのバックアップはさらにそれ自体のバックアップを取りますので、バックアップのバックアップのバックアップ・・といった感じでどんどん容量が増えてしまい、サーバーを圧迫しかねません。
この点でも、意味がないどころか、トラブルの元となりますので、やはりプラグインを使用してのサーバーへのバックアップはお勧めしません

ポイント2.

保存されるバックアップの数に気を付ける

バックアップの数にも要注意。

特に自動スケジュールにしてのバックアップは便利なので、利用している方も多いと思いますが、延々とバックアップが溜まっていき、ストレージの容量を圧迫してしまいます。

別の私のクライアントさんで、数ヶ月分のバックアップが溜まってしまっていた会社さんがいて、バックアップも含めたサイトの総容量は4Gでした。
Googleドライブの無料で使用できる容量が15Gなので、4Gだとかなりのスペースを利用することになってしまいますね。もったいないです。

特別な理由がない限りは、直近の日時のバックアップが数個あれば十分でしょう。
私の場合は1週間に1回のバックアップスケジュールで、Max4個まで保存、古い分は自動削除の設定にしています。

おすすめのWordpressバックアッププラグイン

私のお勧めは、All-in-One WP Migrationです。

なぜおすすめかというと、単純に使用している人が多く歴史も長いプラグインだからです。

ワードプレスはオープンソースのシステム。色んな会社がプラグインを提供していますが、実は息の長いプラグイン提供者は一握りです。
数年どころか一年単位でアップデートをしなくなり、問い合わせにも答えなくなるような事業者も多いので、気をつけましょう。
長くきちんとアップデートを続けている信頼のあるプラグインを選ぶのがとても大事です。

そういった意味でAll-in-One WP Migrationは良いプラグインなのですが、自動バックアップやある程度の容量のサイトのインポートは現在サブスクの拡張機能となっているので、自社サイト1サイトだけの管理のために購入するのは少しコストパフォーマンスが悪く感じる方もいるかもしれません。

そういった方にはWPvivid Backup Pluginもいいかなと思います。
私はこちらを使い込んでいるわけではないのですが、何回か使用したところ、使用感もよく、日本語にもある程度対応しているので使いやすいかなと思います。
こちらは現在Googleドライブへの自動バックアップは無料で利用可能なようです。(2025年2月時点)

いかがでしたでしょうか。

自分のサイトはバックアップ、大丈夫かな、と思われた方、ぜひこの機会に見直してみてくださいね。

それでは、また!

この記事を書いた人

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Mihoko Takata

Design studio M. オーナー | Webディレクター兼デザイナー | Webデザイナー18年目 | 日本ノーコードウェブ制作推進委員会理事